きっかけ

以前から何かの節目にPCを新調したいと考えていたんですが、先日ちょうどその節目がありました。
それが先週まで行われていたSteamのサマーセールです。
先週友人と話していた際、その話題からゲーム実況をしたいという話になったんです。
Steamで「For Honor」というゲームを買って、それで実況する。そういう話になりました。
しかし、僕の以前のPCではオンボードグラフィックなので到底追いつきません。
そこで、グラフィックボードを買うのと同時に補助記憶装置以外をまるごと買い替えることにしました。

目的

今回目指したところは2つあります。

  1. グラフィックの強化
  2. メンテナンスのしやすさ

最も重視しているのはグラフィックの強化です。とりあえず高解像度のゲームが動くというところを目指しています。
次にメンテナンスのしやすさです。以前のmini-ITXのケースで悩まされていたホコリが溜まる問題を、これを機にどうにかしたかったんです。

変えたこと

今回以前の構成から大きく変えたところは、2つあります。
1つはグラフィックボードの設置です。オンボとは比較するまでもないですが、大幅にグラフィック性能を上げられました。
もう1つはマザーボードの変更です。mini-ITXからATXにすることで拡張性を高め、大型のグラフィックボードを置けるようにしたんです。また、目的の1つであるメンテナンス性も高めました。
ちなみに、今回PCケースとしてFractal Design Define R5を新調しました。

買ったもの

以前のパーツと比較した表にしてみました。

  以前 今回購入したもの
CPU intel Core i5-3550 intel Core i7-7700
グラフィック intel HD Graphics 2500 ZOTAC GeForce GTX 1060 6GB
マザーボード ASRock H77M-ITX ASUS PRIME H270-PRO
メモリ DDR3-1600 16GB DDR4-2400 32GB

CPUは当初、7700と7700Kのどちらにするか迷っていました。
最終的にi7-7700にしたのには4つの理由があります。
まず、OCするつもりがないということ。
それから、グラボ2枚挿しするつもりがなかったというのが理由です。
3つ目に、定格4.2GHzというベースクロックが自分の必要以上に高いと考えたからです。普段から重い処理を行うわけではないですし、時々扱う動画のエンコードの際にも、7700ではTurbo Boost利用時に4.2GHz出るので力不足になることはないと考えました。
4つ目に、TDPの問題です。7700KではTDPが91Wあります。普段電源をつけっぱなしにしているので、その上グラボ載せるとなるとちょっと電気代が痛いですよね。

グラボをGTX1060にしたのにも考えることがありました。
元々「For Honor」というゲームをやるということがきっかけになってはいますが、僕は普段グラフィックに負荷のかかるゲームはしない上、予算的にも10万もするようなハイエンドなものは必要はないと考えました。その点、3万円台までなら予算的に出せそうだなと考えました。
普段グラフィックに負荷をかけないとはいいつつも、ハードウエアエンコードを普段から利用しているんです。QSVは頻繁に利用しているんですが、今回NVEncも試してみたいなと思いました。
聞くところではQSVと比べると画質はよくないというようなんですが、それから何年か経ってるので多少は変わったんじゃないかと期待しています。
それから、動画を視聴する際にも利用しようと考えています。僕は動画再生ソフトではレンダラに負荷をかけないEVRを使っています。せっかくだから、これまで見送っていたmadVRを利用してフレーム補間しながら視聴してみたいと考えています。

エアフローも上手くいっているようで、CPUの温度は30度台後半で推移していました。
これほど低いのには、3つ理由があると思っています。
1つは大きめのケースにしたことです。やはり熱がこもりにくいんです。
もう1つはCPUファンにリテール品を使わなかったことです。虎徹 MarkII SCKTT-2000という大きめのCPUファンを少し贅沢して取り付けたんです。おかげで静音にもなりました。
3つ目に、CPUのランクを落としたことです。おそらく、7700Kを使っていたら、定格でも50度近く行っていたと思います。7700にしたことで、実はTDPは以前よりも低くなっています。i5-3550では77W、今回は65Wなんです。

それから今回驚いたんですが、Windows10ってライセンス認証がすごく簡単になったんですね。
マザーボードを変えてしまったので、OSを起動してからライセンスの認証が面倒だと思っていたんですが、今はMicrosoftアカウントと紐付けておけば、電話しなくてもライセンスを引き継げるようになっていました。
そのおかげで組み終わってから、10分もかからずいつも通りに使えました。
便利になったもんですね。

最後に

早速「For Honor」を早速プレイしてみたんですが、非常に快適に出来ました。
これで5年は戦えるPCになったかなと思います。
出費は痛かったんですが、なかなか満足できるものになりました。
ハイスペックに走らず、自分に合うか否かというポイントを探るのが自分との問答になる瞬間で、そこが面白いところですね。
自作は久々だったんですが、面白いもんですね。

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